表紙の色のバランスについて、ご丁寧にご相談くださりありがとうございます。 本をより良くしたいというご質問者さまの熱意が伝わってまいります。
ただ、今回のご質問にあたり、KDP(Amazonのオンデマンド印刷)の仕様と、今後の色校正(見本誌確認)について、大切なご案内とご相談がございます。少し長くなりますが、ご一読いただけますと幸いです。
目次
Toggleスマートフォンやモニターでの見え方について
ご提案させていただく色のデータは画面上でご確認いただくことになりますが、スマホやパソコンのモニターは機種や明るさの設定によって色の見え方が大きく異なります。
そのため、画面上の色と実際の印刷仕上がりには、どうしても差異が生じてしまいます。
また、そもそも「色」というのは非常に繊細なもので、同じ色を見ても人によって「青が強い」「緑のほうが強い」など、感じ方が少しずつ異なるという難しさがございます。
「ネットショッピングで買ったTシャツが、届いたの実物を見たら思っていた色と違った」「パソコンで見ているものを、印刷する際でも思っていたような色にならなかった経験」もおありかと思います。
KDP(Amazon印刷技術)と「色校正」について
今回のご出版で利用しているAmazonの印刷システムは、一括管理によって低コストかつ短納期での出版を実現できる画期的な仕組みです。
一方で、大手の商業出版などのように「発色を細かく指定して、何度も色を刷り直して確認・微調整する(色校正)」という工程には対応しておりません。
たとえば他社様の自費出版で本格的な「色校正」を行う場合、それだけで50万円ほどの費用がかかるオプションになるほど、実は熟練の専門スタッフでも困難を極める大変な作業でございます。 今回のAmazonのシステムでは、発色を細かく指示できる現場の職人が介在しない機械による自動印刷となるため、何度も色を指定し直して印刷を繰り返したとしても、ご理想通りの100%完璧な発色にコントロールすることはシステムの仕様上、どうしても限界がございます。その点をご理解いただけますと幸いです。
ちなみに機械やインク、紙が異なれば表紙の色も変わって印刷されるため、
弊社からお送りした表紙デザインのPDFデータをご自宅やコンビニで印刷された場合も、それぞれ色味は異なって印刷されます。
プラン内での見本誌確認の回数と追加費用について
スタンダード出版プランの場合、デザイン完成したら見本誌の送付の手続きになりますが、プラン内で実際の仕上がりを確認できる「見本誌のお手配」は、1回限りのみとなります。
もし、見本誌をご覧になった後で「やっぱりもう一度、別の色にして、もう一回実物の見本誌を刷って確認したい」となった場合は、
プラン外の対応となりますため、大変心苦しいのですが、印刷製本費・データ調整費・送料などの追加費用のお支払いをお願いしております。
もちろん、私どもといたしましても極力ご負担をかけず、ご納得いただけるものをお届けしたいと考えております。
そのため、データ変更の際には、弊社側でもチェック用の見本誌を自社負担で手配し、印刷の出方をしっかり確認した上でお届けする所存です。
ただ、前述の通りKDPの仕様上、何度も色の往復を繰り返したとしても希望の発色を叶えることは大変難しいことですので、あらかじめご了承いただけますと幸いです。