『版の表記』ルールと活用方法(改訂・増補・新版の使い分け)

『版の表記』ルールと活用方法(改訂・増補・新版の使い分け)

出版で迷いやすい「改訂版」「増補版」「新版」の違いとは?

令和出版では、AmazonのPOD(プリント・オン・デマンド)を活用した出版を推進しています。従来の出版と異なり、「刷(すり)」の概念が薄いため、「版(はん)」を活用した管理・告知が重要になります。

今回は、「改訂版」「増補版」「新版」など、よく使われる版の表記について、具体例を交えてわかりやすくご紹介します。

1. 改訂版(かいていばん)

内容に明確な変更・修正があった場合に使います。誤字脱字の修正に加え、章の差し替えや情報の更新を行ったときに適しています。

使用例: 改訂第1版/第1版 改訂版

📘 書籍例:【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学

 

2. 増補版(ぞうほばん)

情報を追加して内容を増やした場合に使用します。巻末資料の追加や新章の追加など、内容がボリュームアップしたときに適しています。

使用例: 第1版 増補版

📘 書籍例:「政策リサーチ入門 増補版: 仮説検証による問題解決の技法

 

3. 新版(しんぱん)

構成やデザインを大幅に見直した場合に使われます。リニューアル版やリブランディング時には「新装版」という表記も選ばれます。

使用例: 新版/新装版

📘 書籍例:新版 思考の整理学

 

4. 第◯版(だい〇はん)

「第2刷」「第3刷」ではなく、内容をバージョンアップした印象を与えたいときに使われます。PODでは印刷の回数ではなく「版」の管理が主流です。

使用例: 第2版(Second Edition)

📘 書籍例:1からの戦略論<第2版>

まとめ

POD出版では、「刷」ではなく「版」で内容更新を管理するのが基本です。読者にとってもわかりやすく、またプロフェッショナルな印象を与える「版表示」をうまく活用して、書籍の価値をしっかり伝えましょう。

令和出版では、出版後の改訂・増補にも柔軟に対応しています。出版に関するご相談はお気軽にどうぞ。

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