自叙伝とは、自分自身の人生や体験、思い出を綴る物語です。自分の歩みを振り返り、喜びや苦悩、成長の軌跡を本として記録することで、あなたの歴史や感じた出来事を後世に伝えることができます。
この記事では、自叙伝を書き始めたい人向けに、自叙伝について具体的な書き方のポイントを紹介します。過去のエピソードを丁寧に紡ぎ、あなたの生きた証を未来へとつなぐ一歩を踏み出してみませんか?
自叙伝とは”自分のこれまでの経験や思い出をまとめた物語”
自叙伝(じじょでん) とは、簡単に言うと「自分のこれまでの経験や思い出をまとめた物語」です。
自分の人生を自らの視点で振り返り、書き記した本のことを指します。
自叙伝はご自身が執筆されることが多く、幼少期のことからはじまり、家族のことや仕事のこと、これまでの人生で得た経験にを記すことが多いです。
過去のできごとを振りかえり、「こんな大変な出来事があったけどこうして乗り越えられた」という読者の気付きとなるようなエピソードを含めることも可能です。
自伝との違い
自叙とは「自分で自らのことを述べること」です。自伝はほぼ同義語となりますが、自伝の場合は主に「自身の生涯や体験を時系列で記録した、客観的な側面が強い書籍」として用いられることが多くなっています。
自叙伝の書き方
自叙伝を書こうと思っても「なにから書き始めていいかわからない」。そんなときでも大丈夫です。まずはひとつずつステップを進めていきましょう。
目的とテーマの明確化
・なぜ自叙伝を書くのか、何をどんな人に伝えたいのかを考えてみましょう。
・テーマ(例:苦難を乗り越えた経験、成長できた理由、家族との思い出話など)を決めると、全体の構成が見えてきます。
時系列の作成
・まずは時系列を書き出してみてください。
そうすると、重要な転機、出来事がみつかるはず。時系列を考えることで、章立ての大まかな流れが決められます。
印象的なエピソードの掘り下げ
・ただの出来事のエピソードだけではなく、どのように感じたか、何を学んだか、どう乗り越えたかを具体的に思い出していきます。
・当時の状況や人間関係、アイデアなど、細かい内容を付け加えることで読者も学びを得やすくなります。
自叙伝は単なる事実の記録ではなく、あなたの生きた証を伝える大切な作品です。焦らずに丁寧に執筆を進めてくださいね。
自叙伝を書き進めるヒントになる過去のエピソードを思い出すには
過去の記憶を呼び起こすのは難しいこともありますが、以下のようなヒントや方法を試すと、自叙伝のエピソードを掘り下げる助けになるかもしれません。
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日記やメモ、手帳、ブログ、SNSを確認する
過去に書いた日記やメモ、手帳があれば、その日の出来事や感じたことを振り返る材料になります。 -
写真やホームビデオの活用
家族写真、ホームビデオなど、視覚的な記録は記憶を鮮明に蘇らせます。アルバムを見ながらその時の気持ちや状況を思い出すと、新たなエピソードが見えてくるかもしれません。 -
家族や友人との会話
家族や友人に昔のことを尋ねてみましょう。忘れていたエピソードや視点が得られることがあります。会話を通じて、自分では気づかなかったエピソードが浮かび上がることもありますし、家族とのコミュニケーションにもつながります。 -
昔住んでいた土地や思い出の場所を訪れる
幼少期に住んでいた場所や学校・公園など、思い出の地を訪れることで、その時代の記憶や感情が呼び起こされる場合があります。 -
テーマを絞ってみる
「家族との思い出」「転機となった出来事」「自分といえば◯◯」など、特定のテーマにしぼって記憶を整理すると、書きたいテーマが定まりやすくなります。 -
インタビュー形式で書く・ChatGPTなどの生成AIを壁打ちとして利用する
自分自身に質問を投げかける形式(例えば「なぜその出来事は印象に残っているのか?」「その時の自分はどう感じていたか?」)で書き出してみると、自然にエピソードが浮かび上がることがあります。
最近ではChatGPTなどの生成AIを利用して、執筆を効率化される方も多い印象です。
自叙伝を出版したい方へ
自叙伝を出版されたい方から、このようなお問い合わせやお悩みをよくいただきます。「高齢の父に直接インタビューをして、本を代筆してほしい」「書きたいことがあるのにうまくまとまらない」「原稿用紙に執筆したものをまずは読んでほしい」など。
令和出版では、出版初心者の方でも自叙伝を出版できるよう、お話を聞くことから出版手続きまで親身になってご対応させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
原稿がない方もインタビュー形式で聞いたお話を本にすることが可能です。手描き原稿の場合も、コピーをお送りいただければこちらでスキャン・きれいに印字されるようにテキスト化させていただきます。
また、令和出版での出版は「◯冊以上」という最小部数もありません。1冊からのお申し込みも歓迎です。
お見積りや初回相談は無料となっていますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。