英語などの多言語出版での書籍化の方法について

英語などの多言語出版での書籍化の方法について

英語、中国語、スペイン語など、多言語で書籍を執筆することで、世界中の読者に届く可能性が広がりますし、その国ごとに合ったテーマや内容で出版し販売することも大切です。

日本語圏の国は日本だけですが、英語をはじめとする多言語で世界中に販売することは、アイデアも湧いて面白く、販売先が増えることでビジネスチャンスも広がります。

今回は、無料の出版セミナーでお伝えてしていることをもう少し詳しくブログ記事で紹介します。

 

1. 多言語対応書籍のメリット

多言語での出版は以下のようなメリットがあります。

読者層の拡大

複数の言語で出版することで、日本国内にとどまらず、さまざまな国や地域の読者にアプローチできます。

収益機会の増加

新しい言語圏に進出することで、収益の機会が広がり、英語圏やヨーロッパは非常に大きな市場です。
英語だけでなく、イタリア語、スペイン語、ドイツ語などの多言語でその国に販売するだけでなく、日本語を勉強しているスペイン人に向けた日本語学習の書籍など、ニッチなジャンルにも大きな可能性が広がります。

国際的なブランド構築

多言語出版は、著者としてのブランド価値を国際的に高める手段にもなります。

 

多言語で広がる新たな読者層とビジネスチャンス

 

英語圏とヨーロッパ市場の魅力

英語は学術やビジネスの共通言語として広く使われており、英語圏に向けた出版はグローバルな読者層にアプローチできる絶好の機会です。また、ヨーロッパ各国もそれぞれに特徴ある文化と需要を持っており、特にイタリア、スペイン、ドイツなどでは、自己啓発、教育、料理、旅行、アートに関連する書籍が多くの支持を得ています。

市場ごとの特色

  • 英語圏について
    幅広いジャンルに対応可能。ビジネスや自己啓発、フィクションから教育分野まで、あらゆるジャンルで需要があります。
  • ドイツ語圏について
    読書文化が強く、特に学術書や哲学、歴史、技術書に対するニーズが高いのが特徴です。
  • スペイン語圏について
    スペインだけでなく、中南米諸国でも読まれるため、スペイン語は非常に広範囲での販売が期待できます。自己啓発、旅行、学習書が人気です。
  • イタリア語圏について
    アートや料理、デザインに関連する書籍が特に人気です。

 

 

 世界中での販売で収益機会の拡大

各国ごとの販売により、収益が複数の市場から得られるため、収益の拡大が期待できます。

電子書籍とPOD(プリント・オン・デマンド)出版による低リスクでの紙の本の販売で提供すれば、在庫リスクを抑えながら、気軽に世界中に販売を開始できます。令和出版でも、このスタイルで世界7ヶ国に出版が可能です。

特に写真集や作品集は翻訳する箇所もすくなく、すぐに世界中で多言語での販売も可能です。

 

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2,多言語対応の書籍を書くためのステップ

 

【1】ターゲットとする言語と市場の選定

最初に、どの言語圏で書籍を展開するのかを決めます。
ターゲット市場を明確にすることで、どの言語に翻訳するかを決めやすくなります。

英語圏は一般的な選択ですが、特にビジネス、テクノロジー、自己啓発などのテーマは世界的に需要が高いため、英語だけでなくスペイン語や中国語なども有力な選択肢となります。

【2】文化的な背景を理解して執筆

同じ内容でも、文化によって受け取られ方が異なることがあります。

例えば、日本ではあたりまえの慣習や考え方が、他の国ではなじみがない場合もあります。
書籍内で紹介する事例やユーモア、言い回しがターゲット言語圏で適切かどうかを見直し、必要に応じて文化的に理解しやすい表現に調整します。

【3】簡潔で分かりやすい言葉を使う

多言語対応の書籍を作成する場合、翻訳や理解がしやすい文章を書くことが重要です。

専門用語や難しい表現を避け、シンプルで分かりやすい表現を使うことで、スムーズな翻訳が可能になり、より多くの読者にメッセージが伝わりやすくなります。

【4】AIツールやプロの翻訳者の活用

最近ではChatGPTDeepLなどのAI翻訳ツールが登場し、多言語化のハードルが下がっています。

これらのツールを使うことで、短時間で翻訳が可能ですが、翻訳品質をさらに向上させるために、プロの翻訳者による校正や編集もおすすめします。

 

 

3. 多言語書籍に適した内容の選び方

言語書籍に適した内容の選び方

普遍的なテーマを選ぶ

多言語で書籍を書く際、文化や国を超えて共通の関心を引きやすい「普遍的なテーマ」を選ぶと効果的です。

例えば、自己啓発やビジネススキル、健康といったテーマは、どの国でも求められている分野です。

これにより、より多くの読者が共感しやすくなります。

体験談を活用

ストーリーを盛り込むことで、内容が親しみやすくなり、世界中の読者が理解しやすくなります。

例えば、実際の事例や体験談を交えて内容を進める、もしくは会話形式で進めると、文化がことなる国の読者は具体的にイメージしやすくなります。

画像、図解等のビジュアルを活用する

多言語に限らないですが、イラストや図解、写真は、言葉の壁を越えて内容を伝えるための有効な手段です。

特に複雑な情報やプロセスを説明する際に、ビジュアルは読者の理解を助け、スムーズな学習体験を提供します。言葉だけでなく、視覚的な表現も取り入れると良いでしょう。

現地のトレンドや興味に配慮

ターゲットとする市場ごとに、流行している話題や興味のある分野を取り入れることで、読者の共感を得やすくなります。

例えば、アメリカでのビジネス書は「セルフケア」や「生産性」に関するトピックが人気ですが、中国では「キャリアの成長」や「国際的な成功」に関連したテーマが注目される傾向にあります。

 

多言語で同じ本を販売する際について

弊社では、約25年ウェブサイト制作やECサイト制作も行っており、WordPressの多言語化等も行い、WEBさサイトでも翻訳とローカライズは異なることをお客様にも伝えてきました。WEBだけでなく本の翻訳にも言えるのではないかと思います。

書籍の内容によっては普通に翻訳するだけでなく「ローカライズ」することで、読者の文化や習慣に合わせた作品に仕上げるのも一つの方法可と思います。

ローカライズは、翻訳での単なる言語の変換以上に、その国の読者にとって「共感しやすく、身近に感じられる内容」に適応させることで多言語出版での成功にもつながると思います。

▼Googleの参考記事

Googleが考える「ウェブサイトの多言語と多地域の違い」の記事が参考になると思います。

 

本のローカライズのポイント

  • 表現や事例の置き換え特定の文化や地名、慣習を含む場合、それらを現地の読者がより理解しやすい表現に変えることが効果的です。
    例えば、日本の慣習が背景にある事例を紹介する場合、現地にある類似の事例に置き換えることで、読者に親しみやすい内容になります。
  • 視覚的要素の調整表紙やイラスト、デザインにおいても、色やデザイン、アイコンが異文化で異なる意味を持つ場合があります。
    例えば、色の意味が地域ごとに異なるため、適切な色を選ぶことでより読者の文化に合った表現にできます。
  • 言語のニュアンス単なる翻訳ではなく、現地語のニュアンスや言い回しに合わせて文章を調整します。
    例えば、カジュアルな言い回しや敬語の使い方は文化により異なるため、翻訳だけでは伝わりづらい部分を補完することで、より深く内容が伝わるようにします。
  • 地域特有のニーズに対応国や地域によって、関心のあるトピックや需要が異なるため、ターゲットに合った内容を強調することが重要です。
    例えば、ヨーロッパではサステナビリティやSDGs(エスディージーズ)ヘルスケアに対する関心が高いため、その観点を追加することで、現地での興味を引きやすくなります。

 

多言語で広がる新たな読者層とビジネスチャンス

英語だけでなく、イタリア語、スペイン語、ドイツ語といった多言語での出版は、読者層を広げ、収益チャンスを増やす有効な手段です。また、文化的なテーマや日本語学習者向けの書籍など、各国に特化したニッチな内容は、多くの国で注目されやすく、新しい市場でのファン獲得にもつながります。

ぜひ、令和出版の「協業出版」の多言語化PODサービスを活用し、多言語で世界中にあなたの作品を届けることで、新しい読者層との出会いやさらなるビジネスチャンスを楽しんでみませんか?

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