本の紹介文の書き方|読者の心をつかむ構成とテンプレートを解説

本の紹介文の書き方|読者の心をつかむ構成とテンプレートを解説

本の紹介文とは本の商品説明ページや裏表紙、SNS告知などで、本の内容と魅力を読者に伝える文章のことです。

センスや才能がなくても、決まった構成の型に沿って要素を並べていけば、誰でも読者の心をつかむ紹介文を書くことができます。この記事では、基本構成とテンプレート、書き方の手順、注意点までまとめて解説します。

本の紹介文が掲載される場所

本の紹介文とは、読者に「この本を読む理由」を納得してもらうために書く、まとまった説明文のことです。紹介文が使われる主な場面は次のとおりです。

  • 書籍の販売ページ・告知ページ
  • 帯・裏表紙など、本の本体
  • プレスリリース
  • SNSでの告知投稿

よく混同されるのが「キャッチコピー」との違いです。キャッチコピーは一瞬で読者の目を引く短い言葉、紹介文はその関心を受けて内容と魅力を納得させるまとまった文章、という役割の違いがあります。詳しくは本のキャッチコピーの作り方の記事で解説しています。

本の紹介文の基本構成(テンプレート)

本の紹介文は、次の6つの要素を順番に並べるだけで、読者の興味を引き出す構成になります。

順番 要素 内容
問いかけ・共感 読者の悩みや状況を言い当てる
対象読者 この本は誰のための本かを示す
本の内容 何が書かれているか・章立ての要約
ベネフィット 読むと何が得られるか
著者について 経歴や実績など信頼性を示す情報
行動の後押し 読者の背中を押す一文

架空の実用書「毎朝10分で片づく部屋づくり」を例に、この型に沿った紹介文を作ってみます(創作例です)。

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このように、要素を順番に埋めていくだけで、読者に伝わる紹介文の骨格ができあがります。

本の紹介文の書き方5ステップ

紹介文は、次の5つのステップで進めると迷わず書き進められます。

  1. 読者を1人決める:「どんな人に届けたいか」を具体的な1人の人物としてイメージします。
  2. 本文から「読者に刺さる要素」を書き出す:本文中の具体例やキーフレーズ、読者の悩みに直結する箇所を洗い出します。
  3. テンプレートに流し込む:6要素の順番に、書き出した要素を当てはめていきます。
  4. 長さを場面に合わせて調整する:Amazonの商品説明や本の販売ページは詳しく、裏表紙用は短く、SNS用はさらに簡潔に調整します。
  5. 声に出して読み推敲する:読み上げてみて、引っかかる箇所や冗長な部分を削っていきます。

書くときの注意点4つ

紹介文でつまずきやすいポイントは、次の4つです。

  • ネタバレしすぎない:結末や核心の一歩手前までにとどめ、読む楽しみを残します。
  • 誇大表現を避ける:本文の内容と一致しない言葉を使うと、読了後の評価やレビューに悪影響が出ます。
  • 専門用語を読者レベルに合わせる:想定読者が知らない業界用語は、言い換えるか説明を添えます。
  • 「あらすじの要約」で終わらせない:何が書かれているかだけでなく、読者が得られる価値まで書きます。

場面別・紹介文の使い分け

紹介文は、掲載場所によって最適な長さと書き方が異なります。

掲載場所 特徴
本の販売ページ 検索されやすいキーワードを意識しつつ、詳しく書く。改行を入れて読みやすくする
帯や裏表紙 短めにまとめ、手に取った人への最後のひと押しとする
SNS告知 1〜2文に凝縮し、詳細は本のリンク先に誘導する

なお、Kindle本の場合、紹介文が非常に重要です。詳しくはKindle出版で売れない原因の記事で解説しています。

紹介文まで含めてサポートを受けたい場合

紹介文は、著者一人で書き上げるより、第三者の視点を交えたほうが精度が上がりやすい文章です。令和出版では、ご希望の方に向けて編集者との壁打ちや第三者視点でのフィードバックを通じて、紹介文をブラッシュアップするサポートを行っています。

また、紹介文を書いても、それを載せる場所がなければ効果は発揮されません。令和出版では、SEO対策を施した書籍専用ランディングページの制作や、プレスリリース配信(過去実績で平均15メディアに掲載)により、紹介文を読者に届ける仕組みまで含めてご用意しています。詳しくはスタンダード出版プラン(文章)をご覧ください。

本の紹介文に関するよくある質問

Q1. 紹介文の文字数の目安は?

掲載場所によって適切な文字数は異なります。一般的には、Amazonの商品説明は詳しく書き込み、裏表紙やSNSは短めにまとめる、という使い分けが基本になります。

Q2. 小説の紹介文で気をつけることは?

小説の紹介文では、結末や大きなどんでん返しを明かさないことが大切です。ストーリーの詳細よりも、世界観や読み味、主人公が置かれた状況を伝えることで、読者の想像力を刺激する紹介文になります。

Q3. 紹介文とあらすじの違いは?

あらすじは物語や内容を時系列に沿って要約したものです。一方、紹介文は「なぜこの本を読むべきか」という読む理由を読者に伝えるための文章で、目的が異なります。

本の紹介文は「読む理由」を届ける文章

本の紹介文は、あらすじを並べるだけの文章ではなく、読者に「読む理由」を届けるための文章です。6つの要素を型どおりに埋めていけば、初めての方でも書き進めることができますよ。

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記事の著者:サトウ ユイ(編集)

今春、新卒として令和出版に入社。大学在学中は学園祭のパンフレット制作やWebメディアのインタビュアーとして活躍。現在は同編集部門にて、サポート業務を行いながら、書籍やWebコンテンツのライター業務を担当。

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