Amazonで自分の本を出版する方法は、大きく分けて「KDPを使って自分で出版する」「POD対応の出版サービスを利用する」の2つです。どちらの方法でも、電子書籍(Kindle本)と紙の本(ペーパーバック)の両方を出版できます。この記事では、2つのルートの違いと選び方を整理します。
目次
ToggleAmazonで出版できる本の形態
Amazonでは、電子書籍と紙の本のどちらも個人で自費出版できます。Kindle本はデータで配信される電子書籍で、端末やアプリで読まれます。一方のペーパーバックはPOD(プリント・オン・デマンド)方式が採用されており、注文が入るたびに1冊ずつ印刷されるため、在庫を抱える必要がありません。倉庫や発送の管理をしなくても紙の本を出版できるのが特徴です。
また、Amazon.co.jpだけでなく、米国や英国など海外Amazonでの販売にも対応しており、条件を満たせば同じ原稿を複数の国で展開することも可能です。
ルート①: KDPで自分で出版する
KDP(Kindle Direct Publishing)を使えば、費用をかけずに自分で出版手続きを完了できます。KDPはAmazonが提供する個人出版サービスで、無料でアカウント登録をすれば誰でも本を出版できます。ただし、原稿の執筆・校正、表紙のデザイン、電子書籍用データへの変換、価格や販売地域などの設定は、すべて自分自身で行う必要があります。
KDPの仕組みはKDPとはの記事、実際の手順はKindle出版のやり方の記事、費用面はKindle出版は無料でできる?の記事で詳しく解説しています。このルートが向いているのは、費用を最優先したい人や、表紙作成・データ変換といった作業自体を楽しめる人です。
ルート②: 出版サービスを利用してAmazonで出版する
出版サービスを利用すると、編集・表紙デザイン・組版・出版手続きをプロに任せてAmazonで本を出せます。著者は原稿の執筆に専念し、それ以外の作業を出版社側に任せられます。
サービスによっては、独自ISBNの付与(出版社名義での出版)や国会図書館への納本、書籍専用のランディングページ(LP)制作、プレスリリース配信といった販売支援を受けられる場合もあります(令和出版が提供している内容の一例です)。このルートが向いているのは、品質と手間のバランスを重視したい人や、書籍を通じて実績づくり・ブランディングを行いたい人です。
2つのルートを比較
KDPは費用を抑えたい人向け、出版サービスは品質や販売支援を重視する人向けという違いがあります。なお、KDP単独でも出版自体は問題なく完結できます。ISBNがなくてもKindle本は出版可能で、無理に出版サービスを使う必要はありません。その上で、両者の違いを整理すると以下のようになります。
| 比較項目 | KDPで自分で出版 | 出版サービスを利用 |
|---|---|---|
| 費用 | 無料〜 | サービスにより異なる |
| 手間 | 原稿から表紙・設定まで全部自分で行う | 執筆に集中できる |
| 表紙・組版の品質 | 自分のスキル次第 | プロが制作 |
| ISBN・国会図書館納本 | ISBNなしでも出版可・納本なし | 独自ISBNの付与・納本ありの場合がある |
| プロモーション | 自分で行う | LP制作・プレスリリース等の支援がある場合も |
どちらを選ぶべき?判断基準3つ
選び方は「目的」「かけられる時間」「販売への本気度」の3つで判断できます。
1つ目は目的です。試しに1冊出版してみたいだけなら、費用をかけずに始められるKDPでの出版が向いています。書籍を実績やブランディングとして活用したい場合は、出版サービスを利用した方が仕上がりの質を担保しやすくなります。
2つ目はかけられる時間です。表紙デザインやデータ変換に時間を割けるかどうかで、負担の感じ方は大きく変わります。
3つ目は販売への本気度です。出版して終わりではなく、実際に本を売る仕組みまで考えたい場合は、集客や販促の設計が欠かせません。詳しくはKindle出版で売れない原因の記事もあわせてご覧ください。
令和出版のAmazon出版サポート
令和出版では、紙(ペーパーバック)と電子書籍の両方をPOD方式でAmazon出版でき、企画から販促まで一貫してサポートしています。具体的には、書籍のテーマ企画提案、編集、組版、表紙デザイン、独自ISBNの付与、国会図書館への納本に対応。Amazon.co.jpに加えて、米国・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペインなど海外Amazonでの販売も可能です。販促面では、SEO対策を施した書籍専用ランディングページの制作や、プレスリリース配信(過去実績では平均15メディアへの掲載)といった支援も行っています。
「Kindle入稿データの制作だけ依頼したい」といった部分的なサポートにも対応していますので、まずは公式サイトやスタンダード出版プラン(文章)のページで詳細をご確認ください。
Amazonでの出版に関するよくある質問
Q1. Amazonで出版すると書店にも並びますか?
Amazonでの出版は基本的にAmazonのサイト上での販売が中心です。実店舗の書店に並べるには、取次会社を通した流通など別の仕組みが必要になるため、混同しないよう注意しましょう。
Q2. 出版に審査はありますか?
KDPでは出版前に内容審査が行われます。審査にかかる期間は本の内容や状況によって変動しますが、通常は数日以内に結果が通知されるのが一般的です。
Q3. 電子書籍だけ、紙だけの出版もできますか?
どちらか一方だけの出版も可能です。ただし、電子書籍と紙の本の両方を用意すると、読者が本に出会う入口が増え、購入の機会を広げられます。
Amazonでの出版は「自分でやるか、任せるか」の2択から始まる
Amazonでの出版は、KDPで自分ですべて行うか、出版サービスに任せるかという選択から始まります。出版方法全体の比較は本を出版するには?の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。