「ZINEを作ってみたいけれど、一人だと何から始めればいいか分からない」——そんなときに頼りになるのが、ZINEワークショップです。ZINEワークショップとは、講師や仲間と一緒に、その場で小さな冊子(ZINE)を作る体験型のイベントのこと。作り方を教わりながら、その日のうちに一冊を完成させるものもあれば、複数回にわたってじっくり制作する講座もあります。
当日にやることや進め方はワークショップによって大きく異なりますが、多くは紙を折って綴じ、文章や写真を貼り合わせて一冊にまとめていきます。道具が用意されていて、手ぶらで参加できる場合も少なくありません。ZINE自体の作り方はZINEの作り方の記事でくわしく解説しています。
この記事では、2026年に開催された・開催予定のZINEワークショップを一覧で紹介し、あわせて探し方や、作った一冊を長く残す方法までをまとめました。
目次
ToggleZINEワークショップ当日の一般的な流れ
ZINEワークショップの進め方は開催者によって異なりますが、一般的には次のような流れで制作を進めます。
- テーマや作りたいZINEのイメージを決める
- 写真・文章・イラストなどの素材を準備する
- ページの構成やレイアウトを考える
- 印刷・折り・製本などの作業を行う
- 完成したZINEを参加者同士で見せ合う
ただし実際の流れはワークショップによって異なり、全3回・全4回といった複数回の講座では、1日で完成しない場合もあります。
【2026年】全国のZINEワークショップ一覧
2026年には、全国でさまざまなZINEワークショップが開かれています。ここでは、書店や美術施設の情報、SNS(Instagramなど)での告知をもとに、主なワークショップを一覧にまとめました。開催日や内容、参加費は変更される場合があるため、参加の際は各公式ページで最新情報をご確認ください。
| イベント名 | 開催日(2026年) | 会場・開催地 | 内容・特徴 |
|---|---|---|---|
| FANZINEを作ってみよう!〜ZINEワークショップ〜(Zine & Book フェス in 神保町) | 1月18日(日) | 出版クラブホール/東京・神保町 | A6・8ページのZINEを手作業で制作。小学生以上・親子参加可。参加費1,500円(材料費込) |
| ZINE作り 豆ZINEを折ってみよう(Whenever Wherever Festival 2026) | 2月7・8日 | SHIBAURA HOUSE/東京・芝浦 | 1枚の紙から折って作る「豆ZINE」の体験。フェス「living space(s)」内のプログラム |
| ZINE入門講座(全4回) | 11月1・8・15・22日 | アートスクール大阪/大阪市 | アイデア出しから製本まで全4回で体験する連続講座。高校生以上向け |
| 春のZINE祭り2026(Hand Saw Press) | 5月2〜6日 | 渋谷ヒカリエ8階/東京・渋谷 | ZINEマーケットに加え、リソグラフでZINEを作る制作ワークショップを開催(予約制) |
| みんなでZINEを作りませんか? in赤羽 | 6月6日(土) | 赤羽イノベーションサイト/東京・北区 | 折本ZINEの作り方を学び、参加者みんなで一冊を制作。参加費無料・定員30名 |
| 手作りZINE制作ワークショップ(第2期・写真ZINE) | 6月6日・7月18日・8月22日 | キヤノンギャラリー銀座/東京 | キヤノンEOS学園による、自分の写真を一冊にまとめる写真ZINE講座(全3回) |
| ZINE制作体験ワークショップ | 9月5日(土) | 幸盛HOUSE/神奈川・川崎 | 入場・ワークショップともに無料のZINE制作体験イベント |
| ZINE Project 2026(ジンプロ) | 12月11〜13日(会期) | 石川県立図書館/石川・金沢 | 美大生が中心となり、参加者で本を作って販売する制作プロジェクト。学外からも参加可 |
| 江角悠子のオンラインZINE講座 | 通年(オンライン配信) | オンライン(miroom) | 動画を見ながら自分のペースで、テーマ決め〜レイアウト〜入稿までを学べる |
| ZINEの作り方講座・オンラインワークショップ(ZINEジンゼミ) | 9〜11月(オンライン配信) | オンライン(あん堂) | ミニZINE作りから原稿の書き方、印刷所の利用やイベント出店までを動画で学べる |
参加費や定員などの詳細、最新の開催情報は各公式ページでご確認ください。各地のZINEイベントの日程はZINEイベントの一覧記事もあわせてどうぞ。
ZINEワークショップの探し方・開催場所
ZINEワークショップは、イベント・書店・写真教室・カルチャーセンター・図書館などの公共施設・オンラインなど、さまざまな場所で開かれています。気になる場所の公式情報やSNSをこまめにチェックするのが、参加への近道です。
| 探す場所 | 特徴・探し方 |
|---|---|
| ZINEのイベント・フェス | フェスにワークショップが併設されることがある。日程はZINEイベント一覧でチェック |
| 書店・雑貨店・無印良品など | ZINEを扱う店やSNSで不定期に告知。身近な場所で参加しやすい |
| 写真・カメラの教室 | キヤノンEOS学園など。自分で撮った写真を一冊にまとめる写真ZINEが中心 |
| カルチャーセンター・美術系スクール | JEUGIAなど。基礎からじっくり学べる連続講座もある |
| 図書館・文化施設・自治体 | 無料や親子向けの企画が多く、初めての人でも気軽に参加しやすい |
| オンライン講座 | miroomなど動画で学べる。近くに会場がなくても自宅で取り組める |
どのワークショップに参加するか迷ったら、「何を作りたいか」を先にイメージしておくと選びやすくなります。ネタ探しにはZINEのアイデア集も役立ちます。
作ったZINEを「ずっと残す」にはPODという選択肢
ワークショップで作ったZINEを長く残したいなら、注文ごとに1冊ずつ印刷する「POD(プリント・オン・デマンド)」で書籍化する方法があります。在庫を抱えずに、必要なときに必要な分だけ本にできる仕組みです。
ワークショップやイベントで作ったZINEは、少部数を印刷・製本して、その場やイベントで販売し、在庫が売り切れたら終わり、という流れになりがちです。手作りならではの魅力がある一方で、増刷の手間や在庫の管理が負担になり、気づけば手元から作品がなくなってしまうこともあります。
PODなら、注文が入るたびに印刷されるため、在庫を持たずに販売を続けられます。ISBNの取得やAmazonへの出版登録など、必要な手続きを行うことで、オンラインで継続的に販売することも可能です。「せっかく作った一冊を、その場限りで終わらせたくない」という人に向いた方法です。
令和出版では、印刷・出版のための入稿データの制作から、書籍としての出版までをサービスとして請け負っています。ワークショップで生まれた一冊を、きちんとした本の形で長く残したい場合は、アートフォリオ・ラボなどの出版サービスもご検討ください。最新のプラン内容は公式ページでご確認いただけます。
ZINEワークショップは「作る楽しさ」を味わう入り口
ZINEワークショップは、作り方を教わりながら、自分の一冊を形にできる体験の場です。その日のうちに完成するものから、複数回でじっくり取り組む講座まで、さまざまなスタイルがあります。2026年も全国各地やオンラインで開かれていて、初めての人でも気軽に参加できます。
まずは気になるワークショップに一度参加して、作る楽しさを味わってみてください。そして完成した一冊を長く残したくなったら、PODで書籍化するという次の一歩も用意されています。