イラスト本のレイアウトの決め方とは?見開きや余白の考え方を解説

イラスト本のレイアウトの決め方とは?見開きや余白の考え方を解説

イラスト本のレイアウトは「見開き」と「余白」の考え方が大切

イラスト本のページレイアウトを考えるうえで特に重要なのは、見開きページの配置と、作品まわりの余白の取り方です。全体の制作工程を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

イラスト集の作り方とは?5つのステップでわかりやすく解説

1ページ完結レイアウトと見開きレイアウトの使い分け

イラスト本のレイアウトの決め方とは?見開きや余白の考え方を解説

じっくり見せたい作品は見開きで大きく、テンポよく見せたい作品は1ページ完結でまとめると、単調にならないメリハリのある構成になります。

レイアウトの型 特徴 向いている作品
1ページ完結型 1つの画像を1ページに収める、最もシンプルな構成 人物や文字を含む作品、テンポよく見せたい作品
見開き型 1つの画像を2ページにまたがせて大きく見せる構成 背景や風景など、のど部分に主役がない作品
複数配置型 1ページに複数の画像やラフを並べる構成 設定資料やラフスケッチ、バリエーション違いの作品

見開きレイアウトでは「のど」部分への配置に注意する

見開きで1枚のイラストを大きく配置する場合、綴じ側の中心部分(のど)には人物や重要なテキストを置かないことが基本です。

冊子はページをのりやホチキスで留めて製本するため、綴じ側の中心部分は内側に入り込んで見えづらくなります。人物を大きく使った作品や、読ませたいテキストがある場合は、見開きではなく1ページに収める構成にするか、人物や文字が中心からずれる構図を選ぶとよいでしょう。

余白の取り方でページの印象が大きく変わる

イラスト本のレイアウトの決め方とは?見開きや余白の考え方を解説

次に余白についても考えてみましょう。作品の周囲に余白をしっかり取るとすっきりとした上品な印象に、余白を減らして大きく見せると迫力のある印象になります。

作品ごとに余白の量を揃えると統一感のあるレイアウトになりますが、あえて余白の量を変えることで、ページごとにリズムをつける方法もあります。ページ数が多いイラスト本では、全体を通してどちらの方向性にするかを決めておくと、まとまりのある仕上がりになりやすいです。

データ作成時に確認しておきたいレイアウト関連の設定

レイアウトを組む前に、印刷会社が推奨する解像度・カラーモード・綴じ方向の設定を確認しておくことで、仕上がりのズレを防げます。

解像度は目安として300ppi程度、推奨するカラーモードを指定している印刷会社が多く見られます。また、右綴じ・左綴じの設定を間違えるとページの順番やレイアウトが意図した形にならないため、入稿前に必ず確認しましょう。

作品選びやコンセプトの決め方など、レイアウト以外の作り方の要素については以下の記事もあわせてご覧ください。

イラスト本の作り方とは?コンセプトから本の顔となる表紙まで解説

作品の見せ方を意識してページを組むと完成度が上がる

イラスト本のレイアウトは、見開きと1ページ完結の使い分け、余白の取り方、のど部分への配慮といったポイントを押さえることで、完成度がぐっと上がります。作品ひとつひとつの魅力が伝わるページ構成を意識してみましょう。

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記事の著者:サトウ ユイ(編集)

今春、新卒として令和出版に入社。大学在学中は学園祭のパンフレット制作やWebメディアのインタビュアーとして活躍。現在は同編集部門にて、サポート業務を行いながら、書籍やWebコンテンツのライター業務を担当。

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