書籍の内容を最新情報に更新したり、新しい章を追加したりして「改訂版」や「最新版」を出版したいというご相談を多くいただきます。
例えば、
- 「2025年版」として出版した書籍に2026年の最新情報を追加して、「2026年版」として新たに出版したい
- 法改正や制度変更に対応した最新版を発売したい
- 内容を大幅に見直したため、新しい書籍として出版したい
このようなケースでは、旧版をそのまま販売し続けると、読者が誤って古い内容の本を購入してしまう可能性があります。
そのため、「旧版は販売停止した方がよいのだろうか」「販売停止するとAmazonの商品ページやレビューはどうなるのだろうか」というご質問をよくいただきます。
今回は、Amazon KDPにおける販売停止後の取り扱いについてご紹介します。
目次
ToggleQ. KDPで旧版の販売を停止すると、Amazonの商品ページ(URL)はどうなりますか?
A. Kindle電子書籍とペーパーバックでは取り扱いが異なります。
Kindle電子書籍の場合
Kindle電子書籍をKDPで出版停止すると、
- 商品詳細ページは非表示になります。
- Amazonの検索結果にも表示されなくなります。
- レビューや評価も閲覧できなくなります。
つまり、読者は旧版の商品ページへアクセスできなくなります。
ペーパーバックの場合
一方、ペーパーバックでは取り扱いが異なります。
KDPで販売停止しても、
- Amazonの商品ページは引き続き残ります。
- レビューや評価もそのまま閲覧できます。
これは、第三者が中古本をAmazonマーケットプレイスで販売できる可能性があるためです。
ただし、KDPからの新品販売は終了するため、出版社(著者)が販売する新品は購入できなくなります。
Q. 販売停止後の商品ページから最新版へ案内されますか?
A. いいえ、そのような機能はありません。
例えば2025年版を販売停止し、2026年版を新たに出版した場合でも、
- 「最新版はこちら」
- 「改訂版があります」
といった案内がAmazonの商品ページに自動表示されることはありません。
旧版の商品ページを見た読者が、自動的に最新版へ案内される仕組みはないため、商品ページの紹介文を変更する作業が必要となります。
旧版を販売停止するかどうかはケースバイケース
改訂版を出版する際は、「レビューを残したい」「誤って旧版を購入されることを防ぎたい」など、重視したいポイントによって最適な運用方法が異なります。
特に情報の鮮度が重要な書籍では、旧版を販売停止することで読者の誤購入を防げるというメリットがあります。一方で、ペーパーバックは販売停止後も商品ページやレビューが残るため、これまでの評価を閲覧してもらうことができます。