今回は、VIPO(映像産業振興機構)が公開した「韓国コンテンツ産業支援政策調査(概要版)2024」のご紹介をいたします。
韓国の出版、マンガ、ウェブトゥーン、音楽、ゲーム、映画、アニメーション、放送、広告、キャラクター、知識情報、コンテンツソリューションなどの
本報告書は、韓国におけるコンテンツ産業の国の関わりについて調査したもので、日本をはじめとする諸外国のコンテンツ産業の海外展開を考える上で非常に参考になる内容となっています。
本報告書のポイント
この概要版では、過去に公開された報告書と、2023年に実施した調査の一部(Part V 他)を再構成し、分かりやすくまとめられています。
韓国のコンテンツ産業は、国の強力な支援を受けて急成長を遂げています。
特に韓国政府の支援の仕組みや、産業振興のための政策を詳しく解説しています。
報告書概要一覧
Part I. 韓国コンテンツ産業の規模
韓国のコンテンツ市場の成長率や各分野ごとの市場規模について詳しく解説。
Part II. 韓国コンテンツ産業に係る国の組織
文化体育観光部をはじめとする政府機関の役割や、コンテンツ産業に関連する法律や予算について。
Part III. 文化体育観光部の支援事業
- 韓国コンテンツ振興院による支援
- 韓国映画振興委員会による支援
Part IV. 金融支援
韓国のコンテンツ産業向けの金融支援策について説明。
- 政策金融の体系
- 母胎ファンドの構造(文化アカウント、映画アカウント)
- 映像専門投資組合:映画アカウント
- その他の金融政策(完成保証制度、価値評価制度)
Part V. コンテンツ産業の労働環境整備
- 標準契約書の導入とその影響
- 労働時間短縮の影響
- 健全で公正なコンテンツ産業環境づくりの取り組み
韓国のコンテンツ産業は、政府の手厚い支援のもとで成長を続けています。
今回の報告書は、日本のコンテンツ関連企業やクリエイターにとっても示唆に富む内容となっています。
詳細については、VIPOの公式サイトにて報告書をご覧ください。