【よくあるご質問】重版(じゅうはん)とは?

【よくあるご質問】重版(じゅうはん)とは?

「重版(じゅうはん)」とは、一度出版した本が完売した(または在庫が少なくなった)際、同じ版(内容やデザインなど)のまま、追加で印刷・製本を行うことを指します。

「増刷(ぞうさつ)」も似た意味を持ちますが、増刷の場合は加筆修正が行われないそのままの再印刷を指します。

誤字脱字の修正を除き、基本的に内容はそのまま印刷される「重版」とは異なり、改訂(版)はデータを最新のものに更新したりして、作り直すことを指します。この場合は「第2版」のように版数が変わります。

このように「重版」「増刷」「改訂」にともない、奥付の記載も変化します。

『版の表記』ルールと活用方法(改訂・増補・新版の使い分け)

従来の出版における「重版」が発生するのは「ある程度の部数をまとめて印刷・製本し、倉庫に在庫として抱えている」ためです。そのため、一定数以上売れる見込みがないと、倉庫代やコストの問題から「重版未定(=事実上の絶版)」にするしかありませんでした。

しかし、PODであれば、極端な話、数ヶ月に1冊しか注文がなくても、データさえあればいつでも出荷できるため、「絶版にする」という判断自体が不要になります。「注文が入ったその都度(あるいは必要な分だけ)、1冊単位から印刷・製本する」仕組みのため、PODでは「重版」が発生することがないのです。

物理的な在庫が存在しない電子書籍でも、「重版(じゅうはん)」は発生しないということになります。

「重版しました」というのはそれだけ人気があることをPRにもよく使われます。PODや電子書籍では「重版」することがないため、代わりに「累計販売数」や「累計ダウンロード数」、ランキングをPRとして利用します。

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記事の著者:田中 千夏(編集)

文学部卒業。アルバイトとして観光雑誌の編集に携わったのをきっかけに、以降15年以上にわたり編集業務に従事。大学卒業後はWeb制作会社にて、ライティングやデザインといった編集業務を担当。大手企業の企画編集経験を経て、現在は令和出版にて編集部門にて企画・制作進行管理と実務編集を兼任。

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