本のジャンル一覧|主な分類と自分の本のジャンルの決め方

本のジャンル一覧|主な分類と自分の本のジャンルの決め方

本のジャンルは、大きく「フィクション(文芸)」と「ノンフィクション・実用」の2つに分かれます。そこからさらに小説・エッセイ・ビジネス書・専門書などに細分化されていくのが基本の構造です。この記事では、本のジャンルの全体像と、自分の本のジャンルをどう決めればよいかを整理して解説します。

本の主なジャンル一覧

本のジャンルとは、内容や読者層、表現形式によって書籍を分類したもので、書店の棚分けや出版の企画段階で用いられる基準です。代表的なジャンルを一覧にまとめました。

ジャンル 内容 代表的な形
文芸(小説・詩歌・戯曲) 創作による物語や言葉の表現を扱う 小説、詩集、戯曲
エッセイ・随筆 筆者の体験や考えを自由な文体でつづる エッセイ集、随筆
ノンフィクション 事実に基づく出来事や人物を描く ルポルタージュ、伝記、自分史
ビジネス書 仕事や経営、キャリアに関する知見を伝える 実践書、経営論
実用書 生活に役立つ知識や技術を紹介する 料理本、健康本、趣味の本
人文・教養 物事の背景や考え方を深く掘り下げる 哲学書、歴史書
専門書・学術書 特定分野の研究や知見を体系的にまとめる 論文集、研究書
児童書・絵本 子ども向けに物語や知識をやさしく伝える 絵本、童話
アート・写真集・作品集 視覚表現や創作物を作品としてまとめる 写真集、画集、作品集
コミック・コミックエッセイ 漫画の形式で物語や体験を表現する 漫画単行本、エッセイ漫画
学習参考書・語学 学習や資格取得、語学習得を目的とする 参考書、問題集、語学テキスト

同じテーマでも、書き方や構成によって複数のジャンルにまたがることがあります。

フィクションとノンフィクションの違い

フィクションとは創作、つまり事実ではない虚構の物語を指し、ノンフィクションとは事実に基づいて書かれた記述を指します。この2つが本のジャンル分類の最も大きな軸です。

小説や戯曲はフィクションの代表格で、作者が想像した設定や人物によって物語が進みます。一方、伝記やルポルタージュ、自分史などは実際の出来事や人物を扱うため、ノンフィクションに分類されます。エッセイはこの中間に位置づけられることが多いジャンルです。筆者自身の実体験を土台にしている点でノンフィクション寄りですが、文体や構成の自由度が高いのが特徴です。詳しくはエッセイ本とはの記事もあわせてご覧ください。

出版業界でのジャンル分類の仕組み

出版業界では、書店の棚分類に加えて「Cコード(日本図書コード)」という分類コードによって書籍のジャンルが管理されています。

Cコードとは、書籍の販売対象・発行形態・内容という3つの要素を組み合わせた数字で、書籍の裏表紙などに記載されている分類コードです。書店員や取次会社はこのコードを参照して、本をどの棚に並べるかを判断しています。

また、Amazonでは独自の「カテゴリ」という仕組みで書籍が分類されています。本のジャンルは一つの基準だけでなく、複数の分類の仕組みが重なり合って管理されているのです。

自分の本のジャンルはどう決める?

自分の本のジャンルは、内容・読者・売り場という3つの軸で考え、迷ったら類書を探すことで決めやすくなります。

  1. 内容の軸:自分が何について書きたいのかを整理します。体験談なのか、専門知識の解説なのか、物語なのかで方向性が見えてきます。
  2. 読者の軸:同じ内容でも誰に向けて書くかでジャンルは変わります。料理の内容でも、レシピ中心なら実用書寄り、体験や思い中心ならエッセイ寄りになります。
  3. 売り場を想像する:書店のどの棚に並び、Amazonのどのカテゴリに表示されてほしいかをイメージすると輪郭がはっきりします。

それでも迷う場合は、内容や雰囲気が近い類書を探し、それがどのジャンルで扱われているかを参考にするとよいでしょう。ジャンルが定まると、文章の書き方や装丁のデザイン、タイトルの方向性も自然と決まっていきます。

ジャンル別・出版のしやすさの傾向

一般論として、エッセイ・自分史・実用書・作品集は自費出版やPOD出版と相性が良いジャンルとされています。個人の体験や専門知識をそのまま形にしやすく、少部数からの出版にも向いているためです。

専門書は読者層が明確な分、内容が届く相手に的確に届きやすく、著者としてのブランディング効果も期待できるジャンルです。写真集や画集のようなビジュアル中心の本は、フルカラー印刷や仕様の選び方が特に重要になります。

令和出版では、ビジネス書・学術書、健康・ダイエット・フィットネス、占い・コーチング、レシピ本・飲食関連、ツール・技術本、絵本・写真集・作品集、エッセイ・自分史・小説・詩集など、幅広いジャンルの出版に対応しています。

本のジャンルに関するよくある質問

Q1. ジャンルが複数にまたがる本はどうすればいいですか?

どちらを「主役」にするかで決めるのが基本です。「レシピ+エッセイ」のような本であれば、レシピを届けることを重視するのか、体験や思いを届けることを重視するのかを整理し、主となる読者像に合わせて絞り込みます。

Q2. ジャンルによって本の値段は変わりますか?

ジャンルそのものよりも、ページ数やカラー印刷の有無、判型や装丁といった仕様面の影響が大きいのが一般的です。同じジャンルでも、仕様次第で制作にかかる内容は変わってきます。

Q3. 売れやすいジャンルはありますか?

市場規模が大きいジャンルが必ずしも自分の本に適しているとは限りません。それよりも、想定する読者に内容が的確に届く設計になっているかどうかが重要です。ジャンルを絞り込み、読者像を明確にすることが、結果的に届きやすい本につながります。

本のジャンルは「誰に届けるか」で決まる

本のジャンルは、内容そのものだけでなく「誰に届けたいか」を考えることで自然に見えてきます。自分の本のジャンルに迷ったら、令和出版の無料相談で一度整理してみませんか。

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記事の著者:サトウ ユイ(編集)

今春、新卒として令和出版に入社。大学在学中は学園祭のパンフレット制作やWebメディアのインタビュアーとして活躍。現在は同編集部門にて、サポート業務を行いながら、書籍やWebコンテンツのライター業務を担当。

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